2017.11.28 コミュニケーション
自分をオープンにする
人間は、分からないモノ、知らないモノは
不安なもの、怖いもの、面倒なもの、と
捉えがちです。
ちょっと違いますが、似ていることで言うと
未確認生物や 未確認飛行物体、見知らぬ人は
怖いモノのカテゴリに入りますよね。
ところが、①知る ②理解する
と、不思議なくらい、不安は無くなります。
未確認生物も確認されたら生物です。笑
実は、コミュニケーションも同じなんです。
何を考えてるか分からない上司。
これは部下たちには、
なかなかハードルが高いイキモノです。笑
・何故あんなことを上司は するんだろう?
・どうして、こんなことしなきゃ、
・いけないんだろう?意味が分かんない。
「どうして?」「なぜ?」と思っても
部下たちは、面倒を回避するために
「どうして?」「なぜ?」と聞きません。
どうするのか、と言うと「諦める」のです。
・どうせ聞いても「黙って言う通りにやれ」と
・言われる
・聞くと何故か怒られる
理解不能な「上司」というイキモノには
取扱説明書も無ければ、
ノウハウ本もありません。
ちょっと前に流行りましたね。
血液型別の取扱説明書の本や、
トリセツという西野カナさんの歌。
それほど共感が得られる、
「他者を理解したい」という気持ち。
そして、
「私を理解して欲しい」という気持ち。
・
お互いがオープンに、
考えていること、想い、こだわりを
伝え合えれば、
「なんだ、そうだったのか~」と
余計な「不安」を作らずに済みますね。
デキる上司は、ひと言プラス。
指示を出し、業務を渡すときに、
意味と具体的な行動の仕方を伝えます。
この指示を出すときの会話がスムーズにいく基礎の部分が、普段の会話です。
普段から、何気ない会話のときに、
上司の方から
「今日のランチ、カツ丼行く?
・カツ丼好きなんだよね~」などのような、
ちょっとした自己紹介(開示)を
ちょこちょこやっていきます。
すると共通点があったり、
意外な側面として部下が捉えてくれたり、
反応は様々ですが、会話の糸口になります。
上司としての外側の自分しか見せていないと
いつまでも、未確認生物のままです(笑)
少しずつ自分をオープンにして、
部下に、自分のことを
①知ってもらい ②理解してもらう
すると、会話の流れから、
部下の気持ちや背景に触れられる機会も
少しずつ増えてくることでしょう。
コミュニケーションは、お互いさまですが、
まず上司から始める。
その「こちらから」という自発性が
コミュニケーションを育む第一歩だからこそ
上司から始めたいものですね。
(森川 美希)