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安全ブログ

2018.02.20

しょっちゅうだよ

前職の頃、十年ほど前のことです。

以前、お客様だった方との会話で、

「そんなの、しょっちゅうだよ。
だからロッカーにいつも喪服を置いている。」

と、返事が返ってきたときの衝撃は
今だに忘れられません。

以前の部下が自らの命を絶ってしまい、
ショックだった、という話になったときに
返ってきた言葉でした。

その返答に返す言葉もなく、戸惑っていると
続けて、お話されました。

「末端のひとのことまで知らないし
顔も分からない。
けれど、役割で葬式に行かなきゃいけない。」

そんなニュアンスのことを話していました。


なんというか「しょっちゅう」という部分に

「またか」「起きるのは仕方ない」「面倒」

というようなニュアンスを
私は、感じ取ってしまいました。

そんな意図はなかったのかもしれません。
けれど、そう聴こえてしまったのです。。。

ひとが亡くなることを
「しょっちゅう」と 表現してしまう環境に
この方は、いるのだな、と。

命に直面した職場ではなく、
一般的な企業に在職しているのに
ひとが亡くなることが日常ありうる環境。

私には、環境がおかしい、と感じましたし、
哀しむ感性が鈍り、
危険感受性も低くなっているように感じました。

再発防止を、未然防止を、
本気で取り組んでいるのだろうか。

自死の起きる環境を “他人事”に
してしまっていないだろうか。

…当時は、自分が「安全」や「人生」に
深く関わるような仕事をするとは夢にも思わず、
憤りを感じ、心の片隅に置いたまま、
過ごして来ました。

今は関わる方々に、とことん向き合い、
どんな案件だったとしても、

「目の前の、この方が安全な行動をすれば、
周りも皆、安全になる。」

と信じて関わり続けています。

目の前の、たった1人のこの人が、
どこかへ行って、ぶつかって事故を起こさなければ
相手方も発生しないし、物も壊れない。

目の前の、だった1人のこの人が、
笑顔で、元気に過ごしていれば、
周りも笑顔で元気に過ごしていける。

そうやって安全の波紋が、ゆっくりとでも
広がっていくことを信じて
関わり続けています。

(森川 美希)

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