2018.05.29 安全行動のヒント
焦って速度を上げても赤信号で止まる
ちょっと急いでいるときスピードを上げて
がんばって、がんばって、
早く着こうと走っても
赤信号で止まってしまう、という経験は
運転する人なら誰でもあると思います。
さっき追い抜いた遅いクルマと
二車線の隣同士に並んだり。
追越し車線で、お先に、と行かせてもらった
遅いクルマが、すぐ後ろに来ていたり。
「ウサギ運転とカメ運転」という
実験をされた結果もありますが、
焦って運転しても到着時間は
渋滞時でも、通常時でも
数分しか変わらないのです。
交通社会の中で、お互いさまで
フェアな信号機の切り替わりを待ち、
円滑に
ヒトの流れも、クルマの流れも
なるべく滞らないように、と
緻密に計算、設計された公共の道路。
・
黄色信号や、
歩道用信号機の青の点滅を見たら
「止まろう」と準備をし、
赤信号は余裕を持って止まって
「かわりばんこ」の気持ちで
あちら側が行く番だな、と
円滑な交通の流れを作れると良いなぁと
思います。
30年前、初めて福岡に出てきたとき、
大学の先輩から、
「博多走りは『黄色まだまだ、赤3秒』」と
聞かされてビックリしました。
黄色は、まだ行ける、
赤になっても 3秒行ける、という話でした。
他県から来た方、特に本州から来た方々は、
ビックリなさる走り方です。
このような、ご当地の暗黙のルールが
あちこちにありますが
基本ルールを守ってお互いさまの気持ちで、
こちら側が赤なら止まって
青に変わる側のヒトやクルマに
気持ち良くスタートしてもらえるような
ゆとりの循環に少しずつなっていくことを
下支えし続けていきたいと思います。
今週も皆さまご安全に(^-^)
(森川 美希)