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安全ブログ

2018.06.22

【Vol.43】理想の職場は、どんな職場? 理想のドライバーの増やし方、教えます

安全・組織コンサルタント、
株式会社イエス,アンドの代表、森川美希が、
全国を駆け回って「安全」と、「安心な笑顔」をお届けする1週間!

『週刊・緑のアイツ』Vol.43 をお届けします!

こんばんは!

今週は、大きな地震があり、
お客様やかかわりのある皆様の中にも
被災された方、不安を感じた方が
たくさんいらっしゃることと存じます。

お見舞いを申し上げますとともに、
イエスアンドも、
常に何かあった時の備えが必要だと痛感しております。

安全もまさに同じ。

何かあった時に、何もないように、
平時から備えをしていきたい企業様とともに、
社員や会社が、何が出来るか、一緒に考えていきたいと
そう感じた一週間でした。

さあ、今週も気を引きしめて!

振り返り記事、行ってみよう!!

企業様の、一番のファンでありたい。 ドライバーさんの、一番の見方でいたい。


「緑のアイツ、ですが、時々ブルーですね?」

「実は、企業様にお伺いするときは、その会社のコーポレートカラーを取り入れることがあります。ブルーの制服を着るドライバーの皆様に溶け込みたくて、私もブルーです」

「その企業様への思い、リスペクトの気持ちですね」

「はい。気持ちでも、皆様に近づきたい。寄り添って、傍にいたい、そう思いながらいつも、コンサルティングや研修を行います」

「この投稿では、相手の管理者の方が気づいてくださったとあります」

「そうなんです。ご自身の会社のブルーをきっと愛していらっしゃるリーダーです。私の服装を見て、そこに気づいてくださる。そして、それを尋ねてくださる。コミュニケーションの上手な、素敵な管理者様なのだろうなと感じます」


「相手に興味を持つこと、そして恐れずに会話をすることから、コミュニケーションは始まりますね」

「朝ごはん食べた? そのハンカチ綺麗だね。 最近、頑張ってるみたいだね。 そんな、些細な声掛けを毎日繰り返すことで、十分にチームの空気は温まります。関心を持ってもらっている、と思うだけで、人は嬉しく感じるものですよ」

「それ、社長がさっき私に言ってくださった言葉ですね」

「どう思いましたか?」

「みてくださっているんだな、と。 やはり、悪い気はしませんね」

「日常会話でいいんです。時々良いことを言う上司より、日ごろから信頼関係を作る土壌がある方の方が、いざという時の厳しい言葉も、素直に受け止めることが出来るものですよね」


「常々、コミュニケーションエラーで、事故が起きると仰っていますね」

「事故はコミュニケーションで減らせるし、防げると考えていますよ」

「事故を起こさないためには、コミュニケーションは必須ということですか?」

「コミュニケーションが少ない会社でも、事故が少ない会社はたくさんあります。それは、その会社のルールや、ドライバーの方の経験や、幸運が重なって事故に至らずにいるんです」

「なるほど。そういう会社の場合は、小さなヒヤリハットはたくさんあって、でも気づかれずに放置されている…?」

「そうです。小さい芽のうちに摘むことはいくらでも出来た。あとから振り返れば…ということがたくさんあります」

「コミュニケーションがあれば、小さい芽のうちに、情報共有できるんですね」

「はい。ドライバーさんたちの、小さな気づきを共有できる土壌です。『あの構内は、バックの時に気を付けよう』 『あの道は、通らない方が良いよ』 そういった小さな気づきで、未然に防がれている事故に関する知恵が、自然と広まる」

「だから、組織の風通しがよくなり、事故が減る…!」

「はい。その土壌を作るようにお手伝いをするのが、我々のコンサルなんです」

ドライバーさんたちは、たくさんの知恵を持っている。『かもしれない』の感覚、大事です!


「今回の地震では、『かもしれない』行動がどれほど大事か、本当に身に沁みましたね」

「平時にはおろそかにしがちな備え……。安全も防災も、起きる頻度こそ違えど、対策が必要なところは同じですね」

「私も今回は、前日に現地入りしていたことや、交通手段を複数考えていたことで、随分と救われました」


「日頃から、かもしれない、かもしれない、と動くのは疲れませんか?」

「それは、大げさなことをするからですね。日常の中に、少しずつ取り入れていく。急に全部でなくとも、できることから。例えば、防災リュックをいきなり一日で全部揃えようと思うとつらいですが、非常用に水を置いておこうかな、と思うだけで『改善』ですよね」

「安全は、一日にしてならず……?」

「はい。小さな『かもしれない』を、日頃のドライバーさんの行動にしみこませていく。それが、私が日頃チームリーダーさんと考えていくポイントなんです」

「例えば、どういう『かもしれない』がありますか?」

「基本でいいんですよ。左折の時に気を付けること、交差点で気を付けること。このポイントを、チームで共有する話し合いをしてみる。それだけでずいぶん違います」

「……それって、答えがありますよね? 教本通りに運転するということですか?」


「いえいえ。例えば、事業所の中で、事故やヒヤリハットを起こさない、経験豊かなドライバーさんがいるはずです。この方に、『どこに気を付けて運転している?』と聞くだけでいい。日ごろ無意識にこの方が心がけていることは、言語化されていないけれど、とても丁寧に左折をするはずです。気を付けるポイント、見ている場所、判断。そこには、現場にから生まれた大事な気づきに溢れています」

「まさに生きる教本なんですね!」

「現場から生まれた知恵は、即、みんなが使えるアイデアに溢れています。それを事業所の標準にしていく。みんなが優良ドライバーになっていくための、大事な気づきです」

「では、現場ごとに違う答えや、違う『いいドライバー』さんの姿が出来そうです」

「それでいいんです。その会社らしい、素敵な『理想のドライバー』が出来るはずです。みんな、自然にそこを目指すことができますね」

「意外と簡単なことですね。 みんな、こうすればいいのに…と思うのですが」

「ところが、方法を知っても、どうそれを現場でやればいいかわからないものです。だから、やり方を教えて提案していくのが、私の仕事なのですね」


「ドライバー同士の、運転や判断を、知ろうという気持ちにもつながっていく。事業所の風通しが良くなる。きっと、この会社でもっとこうなりたいという、自分のロールモデルを見つけることが出来るはずです」

「働きやすい、いい職場ですね…!」

「小さなこと、小さなきっかけから、大きく職場が変わっていく様子を、私はたくさん見てきました。私たちは、このきっかけづくりのために働き続けます」

「事故を減らすために本気で取り組む企業とは、つまりドライバーを守る態度を示せる職場ですね」

「はい。ドライバーは安心して、この会社のためならと働いてくれますね」

「これからも、たくさんのドライバーさんと企業様の事故を減らすために…。 どうぞ来週もご安全に…イエス,アンドでした!」

 

(イエス,アンド事務局)

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