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安全ブログ

2018.07.27

【Vol.48】強くて大きい存在だからこその、おもいやり。世間に伝えたい!

安全・組織コンサルタント、
株式会社イエス,アンドの代表、森川美希が、
全国を駆け回って「安全」と、「安心な笑顔」をお届けする1週間!

『週刊・緑のアイツ』Vol.48 をお届けします!

こんばんは!
今週も、暑い日が続いていますね!

最初にこのお仕事を始めたとき、運送業の方が周囲にいない私は、
『この業界の方は、どんな雰囲気ですか?』と社長に伺いました。

その時に森川社長が仰ったのが、
『トラックと言う大きな車に乗っていても、驕らずに、
公道のパートナーに気を遣える紳士がたくさんいます』というセリフ。

強くて大きな車を運転されるドライバーの皆さんの振舞は、
誰もが見ていますし、チェックも厳しいですが、
それにこたえて働く皆様は、本当に意識高く、社会に貢献されています。

そんな皆様の努力を、イエスアンドはお手伝いしていきたいと思っております!

さあ、今週も!
振り返り記事、行ってみよう!!

管理者の皆さまに届け! 社員を育てたい、会社を支えたいという熱意に、お応えします!


 「こちらは病院からの研修依頼ですね!」

 「福岡地区の看護管理職研修に呼んでいただきました。 看護職の方々は、真面目で熱心な方が多いですし、コミュニケーションを得意だと感じていらっしゃる方が多いですね。笑顔で傾聴のワークに取り組んでいらっしゃいましたよ」

 「安全や組織ビルディングを学ぶときも、業界の違いってありますか?」

 「その業界の働き方や、考え方の違い、その業界の研修のトレンドや、進み具合というものはありますね。医療職は比較的早い段階で安全への取り組みを求められてきた業界ですから、安全への意識が高いと感じますね」

 「では、運輸の業界はどうでしょう?」

 「運輸業界は、ここ近年、安全や安心という意識が高まってきたように感じます。良いサービスを求められることに応えてきた業界ですが、急発展していく中で、安全は後回しになってしまっていた。だから、今、安全への意識を高めようと努力されているのだと思います」

  「安全は、やはり『今、ここで必要』と思うのが難しいものです。 安全で当たり前、という意識でいるから、より安全に、ずっと安全で居続けるためにお金を掛ける、労力をかける…という視点がなかなか持てないものです」

 「でも、時代は変わってきている…?」

 「はい、私はそう感じています。だからこそ、来月の講座、秋の研修にと、ずっと安全でいたい方々からご連絡をいただいているのだと思っています。今ある安全を守るために、一緒に働けることを嬉しく思います」

 「ずっと安全でいたい方々…! 意識高く、スタッフを守り、会社を守る方々ですね」

 「はい。熱く、会社への思いや、スタッフを育てたい気持ちを持っている管理者の方々です」

 「熱いその思い、全力でお応えしてきたいですね!」

 「もちろんです。いつでも、お応えする用意があります!」

強くて大きい存在だからこその、おもいやり。 緑ナンバーの方々の努力を、私は伝えていきたい


 「ドライバーの方々が指導を受けるときに見るマニュアル……スゴイ量なんですが……」

 「国土交通省が出している、事業者が運転者に対して行う指導のマニュアルですね。新人ドライバーをはじめ、全てのドライバーさんが日々学び、繰り返し振り返るための、基礎の部分が書かれているものですよ」

 「トラックの構造や、トラックの制動に関する特徴、運転する心構え・…本当の入り口ですね」

 「安全や健康管理についてももちろん触れていますが、まずはトラックという乗り物がどういうものなのかを、基礎を押さえて説明しています。免許を取る際に学んだこととも若干重複しますし、事業所によっては、さらっと触れるだけで終わってしまう部分ではあるのですが、とても大事なところです」

 「トラックは大きいからこそ、威圧感を与える運転ではなく、周囲を見守る優しい運転を、と書いてあって。私、感動しました…」

 「そうなんです。トラックを運転するドライバーの方々、事業所の方々は、一度の事故も許されないがゆえに、気を配って細やかに行動されています。この努力は、自社の存在や、ドライバーを守るためでもありますが、誰も事故に巻き込まない、社会への思いやりでもあるんです」

 「このマニュアルでも触れられていますが、地域の特性や、ドライバーのヒヤリハットを蓄積し、ドライバー同士で情報を共有することが大事です。この企業様では、自社の周辺地域の情報を共有する取り組みを行い、話し合っていますよ」

 「事故が起きる時、単独事故もありますが、誰かと起こす事故、というのもあるんですね…」

 「誰も事故を起こさない、事故に巻き込まない。道路上でも譲る、守る、待つ、この紳士的なドライビングを、法律に定められて、厳しく毎日業務として行うのが、プロドライバーです。この覚悟や取り組みを、私は世間に伝えていきたいです」

 「以前は、トラックと並走すると怖いし、幅寄せや意地悪をされている感覚があったんですが…」

 「トラックという車両は、横に普通車が並ぶと、それだけで威圧感があります。普通車の方が予想する以上に、内輪差や外輪差がありますし、起こす風圧や音も大きいです。トラックにその気が無くとも、『煽られた』とか、『危なかった』と思わせてしまったり、『怖い』と思わせることがあるのでしょうね」

 「普通乗用車や、歩行者、自転車などの一般の方にも、トラックが、日本経済を支える大きな役割を持っていることを知ってほしいですし、トラックの属する運輸業界の取り組みを少しでも知ることで、互いに安全に共存して行けたらと思います」

 「今年は、本当に災害が多く、輸送網がダメージを受けるような場面が何度も見られますね。スーパーに商品が無いのは、みんなが買い占めたというだけではなく、新たな商品が届かないというケースも多かったと思います」

 「非常時にこそ、日ごろある当たり前に気づきますね。毎日スーパーやコンビニに商品が補充されるのはどうしてか。夜間でも、荷物が届くのはなぜか。夜間に出した注文が、翌日に届くのはなぜか」

 「当たり前のことに、私達は、何円払って、その恩恵を受けているのか…。一般の方々が望む幸福のレベルに、運送業者の方々がどれほど貢献しているか。気付くことがたくさんありますね」

 「どうぞ来週もご安全に…イエス,アンドでした!」

 

(イエス,アンド事務局)

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