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安全ブログ

2018.12.03

手放して、執着をやめる

手放して、執着をやめる。
すると、それは手元にある。
ストレス軽減の考え方のひとつ。
アタマでは理解していたし、かなり実践できていると思っていた。

頑張らずに、
いろんなものごとを手放せていってるつもり、だった。

しなきゃいけない、とか、こうあるべき、とか、を
こうありたい、こうあろう、に変換してきたと思っていた。

先々週の出張のあと、携帯充電コードが無い。
充電コードよりも、それを入れていた袋の方が、大切。

娘にお誕生日に、メインプレゼントのオマケにもらった猫イラストの袋。

思い当たるカバンは全て探した。
出張で歩いたルートの立ち寄った場所に、片っ端から電話した。

出てこない。
娘に話すと「諦めたら?」とアッサリ。
はー、そうは言っても、気に入ってたんだもん!と、頭の片隅に
猫イラストのニヤリ顔が、ふとした時に浮かんでくる。

「仕方ないかな、もう2週間だし」とあきらめて、
ずっと後回しにしてきた締切間際の講習資料に取り組んで、没頭し始め、
蛍光マーカーを探して、パソコンバッグに手を入れると…

奥底に、微かな硬い手触り。
まさか、と引っ張り出すと、猫イラストのニヤリ顔の袋。

久々に、腰から崩れ落ちそうな程…、
驚いた。
何これ、何これ、ナニコレー!
何度も探したパソコンバッグ。
ポケットも探した筈なのに。

今の自分を象徴しているようで、なんとも言えない、スッとした気分。
大切だと執着していたモノが煙のように消えてしまって、
焦って執着して探し続けている間は出てこない。

執着をやめて、あきらめて、
今、本当に取り組むと決めていたことに集中し始めると
それは、ちゃんとそこにある。

まだまだ執着しているな。
手放せば、そこにあるのに。

喜怒哀楽、
感情の揺れを体験して味わうことは、人生を彩るけれど、
もう、過多な喜怒哀楽は要らない。

感情も、想いも、大切な業務も、日々の家事も、周りの大切な人々のことも。

「私が好きで、やってるんだもん。」と意識に上がってくるようじゃ、
まだまだ、執着が根底にある。

自分でやらねばの業務じゃないし、
私がやってあげなきゃの家事じゃない、
気遣いつづけなきゃの人たちじゃない、
と、思い込もうとしていたフシがまだまだ、ある。

本当に「やりたくてやる」にシフトする。

任せても良いけど私がやりたい業務ならやれば良いし、やらなくても良い。
本当に任せるなら、任せきる。
適材適所を、勘所を、見極める。

私がやりたい家事ならやれば良いし、やらなくても良い。
お手伝いしてね、と頼んでみる。
一緒にやろうよ、と誘ってみる。

会いたいなら会おうよと声をかけてみれば良いし、相手の都合は別の問題。
都合が合えば、会えばいい。

お土産を買わなくちゃ、とか
あのとき口約束しちゃったし、とか
負担を感じるくらいなら、それはちょっと違う。
喜ぶかな、これ好きそうだから、と楽しく選んでいる自分なら良い感じ。

自分が本当に「今、快適」な選択をし続けていく。
やること、取り組むと決めたことに意識を戻し、集中する。
後回しにしたり、逃げていたり、ということが根底にあると
スムーズにコトは動いていかない。

そして、
他の事に執着して、手放したくなくて、握り締めて、締めつけて、追い回して、
しなければならないと追い詰めて、
その挙句に、ふと気づくと手元から消えている。

そんなことを象徴するような出来事に
可笑しくて。

「自分で『やる』って決めたことから逃げてたら、大切なものをなくすよ。
決めたこと、始めたんだね。」と
ニヤリ猫に言われた気がした。

よし、ニヤリ猫に励まされて
後回しにして逃げていたことに
スカッと、取り組んで仕上げますか!
(^-^)

(森川 美希)

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