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安全ブログ

2018.12.10

ほめる

ひとのモチベーションを上げる、維持するとき、
褒めることは、よくあります。
何かを達成したとき、何かが出来たとき、
何かが上手なとき、などですね。

「褒める」には、ニュアンスとして
「ご褒美」が入っています。

例えば、
『無事故無違反を1年間達成したので、報奨金を添えて表彰する』

この場合、取り組む本人の目当てが
「報奨金」にフォーカスされると、
途中、事故や違反が軽微でも有ったとき
「もう年間の無事故無違反は達成できないし、
報奨金をもらえないから、どうでも良いや。」と、
なってしまうかもしれません。

取り組む本人の目当てが
「無事故無違反であること」にフォーカスされ、
副賞として報奨金が有る、という状況であれば、
軽微な事故やうっかり違反があっても
「今年は残念だったけど、この1件に留めて、
来年こそ、無事故無違反を達成しよう!」
という、モチベーションを維持できることもあります。

フォーカスの対象を「ご褒美」よりも、「行動」に置く。
この状況を作りやすいコツは、いくつかあります。

・そもそも無事故無違反であることが
本人の人生にとって一番価値あることだという目的を
本人が理解、納得するまで説明する

・親身な管理者や身近な先輩が取り組みに寄り添って、
一緒に残念だったことを振り返って対策を考える

・仲間同士で声を掛けあえるよう、チーム戦での取り組みも同時にする

このような環境を作ることです。

また普段から、「褒める」より
「事実を認める」ようにしていれば、
「褒められる」ために何かをするのではなく、
「した方が良いからする」ようになってくることもあります。

お手伝いしてくれて、偉いね!
→お手伝いしてくれたから早く済んだよ、ありがとう!

事実をそのままリフレクションする。
そうすることで、
「ご褒美が無いならしない」よりも
「行動すると結果が出る」ことの体験に価値を見出せていける。

そう思います。(^-^)

(森川 美希)

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