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安全ブログ

2019.07.30

だろう運転3 《緑 一郎つぶやきシリーズ Vol.16》


緑 一郎
のページへようこそ!

このページは、(株)イエス,アンドが提供する、安全運転への呟きアドバイスです。

ここでは、私の安全運転への“つぶやき”から、これは“ゲット”と思った

「とっておき情報」「これはいいね情報」を、あなたのポケットに入れていただき、

これから運転する時に、ポケットの中を思い出して、

交通事故からご自分やまわりの方々を守ることができれば、

それは私にも「最高の幸せ」という思いから、

“つぶやき”シリーズのページで呟くことにしました。


第16回は、『緑 一郎“つぶやき”シリーズ「だろう運転3」』について呟きます。


第15回の「だろう運転2」では、「だろう運転」などにより、

実際に発生した「事故類型別交通事故件数」や、

「「交通事故の被害・損失の経済的分析に関する調査報告書」の経済的損失額」についても

呟きました。

では、経済的に大きな損失を伴う交通事故の発生は、どのように推移しているのでしょうか。


警察庁の統計(人身事故)をチェックしてみました。

発生件数(件) 指 数 備  考
平成16年中 952,720 100.0  発生件数が統計上過去最多
平成19年中 832,704  87.4  29年の10年前
平成29年中 472,165  49.6


警察庁の統計によると、統計上過去最多の発生件数となった平成16年以降、

発生件数は目を見張るように減少に転じています。

この要因を考えると、警察庁や国土交通省、文部科学省、総務省及びその外郭団体等々による

「4Eの原則」と言われる

・ 交通安全教育
・ 交通工学
・ 交通取締り
・ 交通環境

などの施策に、具体的な効果が出てきたものと思います。


さらに最近では、安全運転のためのサポートカー開発や搭載車の普及にも、

目を見張るものがあります。

たとえば、日本車の資料によると

・ 自動ブレーキ
・ 車線はみだしサポート
・ ハンドル操作サポート
・ 自動ハイビーム
・ 追従ドライブサポート
・ 踏み間違いサポートブレーキ

などが、交通事故減少に大きな効果を発揮しているようです。

では、「だろう運転」でもサポートカーに乗っていれば、交通事故は防げるのでしょうか。

そうはいきません。 サポートカーの安全装置の作動には、「それぞれに速度や対象物件、

道路状況、車両状況、天候等の条件によって作動しない場合があります。」となっています。

安全装置は安全運転を支援するためのものです。

道路や車両、気象状況等に配慮しない暴走運転を支援するものではありません。


もうお分かりですね。

安全運転のためには、「サポートカーの上手な活用」と常に「かもしれない運転」、

例えば

・ 相手が、止まらないかもしれない。
・ 相手が、急に止まるかもしれない。
・ 相手は、止まってくれないかもしれない。
・ 相手は、発車するかもしれない。(しないかもしれない。)
・ 相手が、止まらずに来るかもしれない。
・ 相手が、飛び出るかもしれない。
・ 相手が、横断するかもしれない。
・ 相手が、減速してくれないかもしれない。
・ 相手が、待っていてくれないかもしれない。
・ この速度で、曲がれないかもしれない。
・ 対向車との距離はあるが、先に行けないかもしれない。
・ この車間距離では、危ないかもしれない。
・ この速度なら、止まれないかもしれない。

等々の「かもしれない運転」と、

「サポートカーは機械(故障があるかもしれない)」であることも常に意識して、

安全運転に努めましょう。


では、第16回はこのへんで、次回をお楽しみに。

(緑 一郎)

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