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安全ブログ

2020.03.02

分かっているでしょ。

あれだけ言ったのに。
前に言いましたよね。
最初に話してるよ。

このような会話が至るところでかわされています。

私自身も、つい口をついて出るフレーズです。


前に伝えていることでも、日が経つにつれて、

忘れたり、
受けた側の人の状況や環境が変わっていたり、
いつの間にか伝えたことのニュアンスが変化してしまっていたり、

様々な要因で伝えたことが機能不全を起こしてしまう、と感じます。

このひとなら、大丈夫!
分かってくれている、はず!

大丈夫だろう、の始まりです。

特に、マネージャーや管理者は、
このはず・だろうに陥ると、
何か重大な事案が噴出するまで気づけなくなることもあります。

私の経験上から言いますと、

せめて月に一度は、すり合わせ・確認をした方が、事が大きくならずに済むと感じます。


また尊敬する諸先輩方にお聞きすると、

毎日15分以上、もしくは週に一度、
案件の重要度ごとに、
1on1や少人数ミーティングで何もなくても、
「この案件って、こうだったよね」と
検証する時間を取っておられました。

とある先輩からは
「本当に伝えきるには、500回、同じことを言い続ける」と聞き、

個別のひとが悪いのではなく、
人間の機能として、習慣になるまで、
何度でも、何度でも、伝え続けることが大切だと、私自身、染み入りました。

「言ったでしょ」と、言いたくなったら
自分の言葉を振り返り、
本当に伝えきれていたのだろうか、と検証し、

伝えきれていないかもしれない、と、

かもしれない管理を、自らにも問うていこうと思います。

今月も、皆さまどうぞ、ご安全に。

(森川 美希)

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