2020.08.11 緑一郎シリーズ
新型コロナウィルス対策:運転編3 《緑 一郎つぶやきシリーズVol.43》
・緑 一郎のページへようこそ!
・このページは、(株)イエス,アンドが提供する、安全運転への呟きアドバイスです。
・
・ここでは、私の安全運転への“つぶやき”から、これは“ゲット”と思った
「とっておき情報」や「これはいいね情報」を、あなたのポケットに入れていただき、
これから運転する時に、ポケットの中を思い出して、
交通事故からご自分やまわりの方々を守ることができれば、
それは私にも「最高の幸せ」という思いから、
“つぶやき”シリーズのページで呟くことにしました。
・
・第43回は、『緑 一郎“つぶやき”シリーズ「新型コロナウィルス対策:運転編3」』です。
・前回は、「新型コロナウィルス対策:運転編2」として、「エンジンルームや
運転席等での点検」について呟きました。この中で、「ハンドルを握る両手の位置」
等についても呟きました。
・今回は、「ハンドルを握る両手の位置」や「ハンドルの安全な扱い」等について、
おさらいをしてみたいと思います。
○ 「ハンドルを握る両手の位置」等
・・前回、「ハンドルを握る両手の位置」は、「肘を少し曲げて、時計の針が
・9時15分を指すあたりを柔らかく握り、状況に応じて対応しやすいように
・しましょう。」と呟きました。
・・ところが運転免許取得時には、ハンドルは時計の針の10時10分位を握り
・ましょう、と習った方が多いと思います。
・・今の車は、ほとんどパワーステアリングが付いています。パワーステアリング
・が付いていない以前の車は、ハンドルを回す時に、力を込めなければならない
・ことが度々でした。このような時は、10時10分位を握ったほうが、ハンドル
・に力を込めやすく感じたと思います。力を入れてハンドルを回す時には、両手の
・親指はよくハンドルを握り込んで回していました。
・・また最近の車は、エアバッグが多く装備されています。エアバッグは車の
・衝突時、ハンドルの中央部や助手席前部等から瞬時に開いて、乗員の顔や頭等
・身体を保護するものです。この時、10時10分の位置で親指はハンドルを握り
・込んでいると、指や腕を負傷する恐れがあります。
・・さらに最近のハンドルは、9時15分付近に、自然と手の平が握り易くなる
・形状に作られている物もあります。
・・このように、最近の車の装備や形状等から、「ハンドルを握る両手の位置」は、
・時計の針が10時10分を指す位置から9時15分の間付近の、握り易く、正しい
・運転ん姿勢を保つことができ、かつ安全な位置にするよう、今から運転する車に
・乗って確認しましょう。
・・それから親指は、いつもハンドルに添えて伸ばす事も忘れないようにしましょう。
○ 片手ハンドル
・・運転に慣れた人が、片手ハンドルで運転する姿勢を見かけることがあります。
・・片手ハンドルでは、左右にハンドルを回す際、ハンドルの回る範囲が限られ
・ます。さらに回す必要があれば、もう一方の手を添える必要があり、咄嗟の際
・には遅れてしまいます。
・・また方向指示器やワイパー等操作を、片手ハンドルではどのようにして
・いますか。非常に不安定になる事が、容易に想像できます。
・・片手ハンドルの時、動物や自転車等が飛び出して来たら、素早く強くブレーキが
・踏めますか。両手でハンドルを握っていた方が、車の進行方向が安定してブレーキ
・も力強く踏むことができます。
・・ギアチェンジ等で、やむを得ず片手ハンドルになる事がありますが、この時は、
・交差点やカーブでハンドルを切りながらの操作は危険です。直進中に操作し
・カーブでは、ギアを入れたままの状態で走りましょう。
○ 送りハンドル
・・半径(R)の大きなカーブでは、カーブの方向にゆっくりハンドルを切り
・ます。この時は、両腕がクロスしない送りハンドルで構いませんが、送り
・ハンドルはチビチビ手を持ち替えず、ハンドルの半分位は送るようにしま
・しょう。ハンドルをチビチビ持ち替えると、どの位ハンドルを回したのか
・判らなくなります。
・・スラロームのように、早くハンドルを切り返す必要があるときは、両手を
・クロスして持ち替えた方が、早くハンドルが回せます。
○ 内掛けハンドル(逆ハンドル)
・・ハンドルの内側を右手で、時計の針の11時から12時付近を握って左折、
・または左手で、12時から1時付近を握って右折する風景を見かけることが
・あります。当人は、ハンドルが回しやすい、カッコいいと思っているので
・しょうが、左折(右折)のつもりが急に右(左)にハンドルを回さなければ
・ならなくなった時、回せるか試してみてください。きっと回りません。
・・内掛けハンドルは、いつもしていると癖になり、プロドライバーから見ると
・危険で全くカッコ良く見えません。やめましょう。
○ ハンドルの復元力とハンドルさばき
・・カーブでは、車は常に直進に戻ろうとする復元力がハンドルに働き、
・ハンドルから手を離すと、ハンドルは元に戻ろうとクルクルと回ります。
・・この復元力は、いつも一定ではありません。
・・カーブの半径(R)の大きさ
・・上り勾配
・・下り勾配
・・平坦な道路
・・道路の横断勾配
・・車のスピード
・等により、復元力は異なります。
・・カーブの半径が小さく、スピードも出ている時、カーブの途中で
・ハンドルから手を放すと、車は暴れ馬になります。
・・カーブではスピードを落とし、出口付近では復元力を感じながら、
・道路形状に沿って片手は軽くハンドルを持って戻し、片手はハンドルに
・添え、必要により両手とブレーキ・アクセルでコントロールしながら、
・安全に走行しましょう。
・・決して、両手を同時に放してはいけません。
・では、第43回はこのへんで、次回をお楽しみに!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(緑 一郎)