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安全ブログ

2021.08.24

安全運転アドバイス11 《緑 一郎つぶやきシリーズVol.70》

緑 一郎のページへようこそ!

このページは、(株)安全会議が提供する、安全運転への呟きアドバイスです。

ここでは、私の安全運転への“つぶやき”から、これは“ゲット”と思った
「とっておき情報」や「これはいいね情報」を、あなたのポケットに入れて
いただき、これから運転する時に、ポケットの中を思い出して、交通事故から
ご自分やまわりの方々を守ることができれば、それは私にも「最高の幸せ」
いう思いから、“つぶやき”シリーズのページで呟くことにしました。

第70回は、『緑 一郎“つぶやき”シリーズ「安全運転アドバイス11」』です。
第69回の、「安全運転アドバイス10」は「道路異常に気を付けよう」に
ついて、呟きました。
第70回の、「安全運転アドバイス11」は「道路異常に気を付けよう2」
ついて、呟きます。

〇 「道路異常に気を付けよう2」

・・今回の「道路異常に気を付けよう2」は、大きな道路陥没事故です。

・・第69回で、道路の異常は、道路の穴凹、落石、オイルこぼれ、落下物、
倒木、ガードパイプ等への当て逃げ等、いろいろありますと呟きました。
・・なかでも怖いのは、大型車が何台でも落ち込みそうな、大きな道路陥没事故です。

〇 「大きな道路陥没事故」の態様

・・一つ目は、最初にマンホール程度の凹みができ、それが段々と大きく広がって
行き、ついには「大きな道路陥没」となる事故です。これは周囲に大きなビルが
あれば、ビルの基礎部分のすぐ側まで陥没して行きます。
・・凹みの広がりは、ゆっくりの場合もあれば、早くどんどん広がる場合もあります。

・・二つ目は、いきなりドーンと来るケースです。これは怖いです。底が抜けた
ように大きな陥没が起こり、これが連鎖したように次々と続く場合があります。

〇 「大きな道路陥没事故」の原因

・・「大きな道路陥没事故」は、これまで各地で発生しています。

・・その原因は、地下鉄や鉄道、高速道路等のトンネル等工事に伴うものでは、
道路陥没現場の地下のトンネル工事中に、機械が土砂を取り込み過ぎて、
周囲の砂等が大量に流れて空洞ができ陥没したもの。

・・トンネルを掘削後に擁壁の土留めが不十分で、擁壁の一部分が崩壊して、
土砂が大量にトンネル内に流れ込み陥没したもの。

・・水道管の破損により、土砂が大量に流出して、空洞が拡大し陥没したもの。

・・過去に、樹木が堆積した地層があるような場所では、年数の経過により樹木が
スポンジ状となり、崩壊しやすい地層となって陥没を誘発したもの。

・・等々、原因はいろいろありますが、「大きな道路陥没事故」をそれぞれ見て
いると、現場の土質に土砂が多い場合や、地層が柔らかく壊れやすい土壌の場合に、
陥没事故が多く発生しているように見受けられます。

〇 「大きな道路陥没事故」の影響

・・「大きな道路陥没事故」が発生すると、道路が陥没するだけでなく、そこに
埋設や設置されているインフラ等設備が破損します。インフラ等設備には、
道路、鉄道、ガス、電気、電話、上下水道、信号機、外灯等いろいろなものが
あり、これが破損すると、周辺や関連する人々の生活や業務を破壊します。

・・想像してみてください、ガス管が破損したところで、切れた電線がショート
して火花が出たら、どんなに悲惨なことが起こるでしょう。過去には、類似した
事故事例が発生しています。

・・「大きな道路陥没事故」現場を、定時に運行している路線バスは、直ちに
迂回路・臨時バス停等を検討し、国土交通省、警察等と協議して迂回路、
臨時バス停等を設置し、これを利用者に早く知らせなければなりません。

・・路線バスに限らず、電車や列車等に影響を及ぼす場合もあるでしょう。

・・貨物の集配事業者の方も、定時集配コースの変更や、契約者の方々と支障なく
業務を継続できるかの検討や連絡確認等が、必要となってくることでしょう。

・・道路陥没が、道路だけでなく住宅やビル、事業所、店舗等に損害を与えた場合、
大きな補償問題に発展していくことでしょう。

〇 「大きな道路陥没事故」に巻き込まれないために

・・地下鉄や鉄道、高速道路等のトンネル等工事が分かったら、工事現場の
上部道路を通行しないことが一番です。業務で定期に通行している場合は、
工事期間中は出来る限り、迂回するコース設定がベストでしょう。

・・万が一の事があってからでは、間に合いません。

・・「大きな道路陥没事故」の発生初期、マンホール程度の道路陥没を発見
した時は、
現場に近づかないようにしましょう。
車は、現場から早く離れましょう。
他の車や歩行者が近づけないよう、付近にあるコーン、段ボール箱等の
・・利用できる物で、距離を取ってバリケードを作ってください。
・・・この時、近隣の方々に声を掛けて、協力を求めてください。
早く、110番通報をしましょう。
早く、安全な場所に避難しましょう。
陥没に落ちたら、早く脱出する、とにかく脱出する。脱出できない時は、
・・大声で助けを求めましょう。
日頃から、「自分の命は、自分で守る。」を考えておきましょう。

それでは、第70回はこのへんで、次回をお楽しみに!    (緑 一郎)

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