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安全ブログ

2022.02.08

安全運転アドバイス20 《緑 一郎つぶやきシリーズVol.82》

緑 一郎のページへようこそ!

このページは、(株)安全会議が提供する、安全運転への呟きアドバイスです。

ここでは、私の安全運転への“つぶやき”から、これは“ゲット”と思った
「とっておき情報」や「これはいいね情報」を、あなたのポケットに入れて
いただき、これから運転する時に、ポケットの中を思い出して、交通事故から
ご自分やまわりの方々を守ることができれば、それは私にも「最高の幸せ」
いう思いから、“つぶやき”シリーズのページで呟くことにしました。

第82回は、『緑 一郎“つぶやき”シリーズ「安全運転アドバイス20」』です。
第81回の、「安全運転アドバイス19」は「歩道等横断時の一時停止」について、
呟きました。
第82回の、「安全運転アドバイス20」「横断歩道等における横断歩行者等の優先」
について、呟きます。

〇 「横断歩道等における横断歩行者等の優先」

<横断歩道等の手前での一時停止>

ドライバーの皆さんは、
横断歩道又は自転車横断帯(以下「横断歩道等」と表記します。)を通過する際に、
そこに歩行者又は自転車(以下「歩行者等」と表記します。)が横断し、
又は横断しようとしているときは、当該横断歩道等の直前で一時停止して、
その通行を妨げないようにしなければならないことは、良く知っているはずです。

<一時停止しない車>

ところが、横断歩道等を横断しようとしている歩行者等がいるのに、
速度を落とさない、一時停止しない車が多いのも皆さんご存じのとおりです。
速度を落とさない、一時停止しない人は、自分に対してどのように言い訳して
止まらないのでしょうか。

前の車が、スピードを落とさないから。
前の車が、一時停止しなかったから。
どの車も、止まらないから。
自分だけ止まったら、追突されるかもしれないから。
急に、停止できないから。
急いでいたから。
車が、優先と思っていた。
歩行者が、渡ろうとしていなかったから。
歩行者が、よそ見していたから。
歩行者が、横断歩道から離れて立っていたから。
歩行者が、横断したいのかどうか分からなかったから。
歩行者が、スマホに夢中のようだったから。
歩行者が、前車の陰で見えなかったから。
歩行者に気付くのが、遅れたから。
歩行者に、気が付かなかったから。

など、いろいろな言い訳をすることでしょう。

<横断歩行者等は、どう思っているでしょうか。>

横断歩道の前にいるのに、どうして止まってくれないの。
どうして、スピードを落とさないの。
1台だけで、止まろうと思えば止まれるのに。
横断歩行者が、見えているはずなのに。
横断歩行者の方は、見ようともしない。
左方からバスが来ており、早く渡りたいのに止まってくれない。
あなた方も、歩行者の時があるのに、分からないの。
法令を守って、止まってくれる車もいるのに。・・違反車両は、徹底して警察に取り締まってほしい。
等と、思っていることでしょう。

<一時停止しない車の言い訳は?>

一時停止しない車の言い訳は、どれも違反や事故を起こした場合の弁明として
通用しません。
自分勝手で、「横断歩道等における横断歩行者等の優先」を守ろうという気持ちは、
微塵も感じられません。
交通弱者と言われる、横断歩行者等の安全は、誰が守らなければいけないのか。
それは、もうお分かりですね。

<過失割合>

事故の場合の過失割合を見てみましょう。

横断歩道等横断歩行者等と車の事故の場合、過失割合はどうなるのでしょう。
基本的には、横断歩道等横断歩行者等は0:車100となるでしょう。

<横断歩道等における横断歩行者等の優先>

道路交通法第38条では、
「車両等は、横断歩道等に接近する場合には、当該横断歩道等を通過する際に
当該横断歩道等によりその道路の前方を横断しようとする歩行者等がないことが
明らかな場合を除き、当該横断歩道等の直前で停止することができるような
速度で進行しなければならない。

この場合において、横断歩道等によりその進路の前方を横断し、又は横断しようと
する歩行者等があるときは、当該横断歩道等の直前で一時停止し、かつ、その通行を
妨げないようにしなければならない。」

と定めて、横断歩道等の直前で停止することができるような速度で進行すること、
及び横断歩道等により前方を横断し、又は横断しようとする歩行者があるときは、
一時停止して通行を妨げないようにしなければならない。と歩行者等の優先を定めています。

<実際の道路では>

実際に、道路を走行しているときは、
「横断歩道又は自転車横断帯あり(ダイヤマーク)」の道路標示を早く見つけて、

その先の横断歩道等では、速度を落とし、「歩行者がいれば必ず停止するぞ」という
心構えを持って、歩行者に優しい安全運転を実行しましょう。

それでは、第82回はこのへんで、次回をお楽しみに!    (緑 一郎)

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