2024.07.23 緑一郎シリーズ
安全運転アドバイス64 《緑 一郎つぶやきシリーズVol.146》
・緑 一郎のページへようこそ!
・このページは、(株)安全会議が提供する、安全運転への呟きアドバイスです。
・
・ここでは、私の安全運転への“つぶやき”から、これは“ゲット”と思った
「とっておき情報」や「これはいいね情報」を、あなたのポケットに入れて
いただき、これから運転する時に、ポケットの中を思い出して、交通事故から
ご自分やまわりの方々を守ることができれば、それは私にも「最高の幸せ」と
いう思いから、“つぶやき”シリーズのページで呟くことにしました。
・第146回は、『緑 一郎“つぶやき”シリーズ「安全運転アドバイス64」』です。
・第145回の「安全運転アドバイス63」では、『「安全運転は真似をしよう」パート12』
について、呟きました。
・第146回の「安全運転アドバイス64」は、『「安全運転は真似をしよう」パート13』
について呟きます。
◎ 「安全運転は真似をしよう」パート13
◎ 「脳トレ」をしてみませんか
・・最近、テレビニュースを見ていると、ドライブレコーダーを装着している車両が
・増えたせいもあるのでしょう、
・・・・ブレーキとアクセルを踏み違えて暴走し、柱に衝突する車両。
・・・・車線を間違えて、逆走してくる車両。
・・・・見通しの悪い右カーブで右側通行し、突然対向車正面に現れる車両。
・等の、ビックリする動画の放送が、増えたように思います。
・・そこで今回は、このような運転をしてしまう原因の一つ、「認知症」について、
・考えてみました。
〇 「認知症」の定義
・・「認知症」とは、脳血管疾患、アルツハイマー病その他の要因にもとづく脳の
・器質的な変化により、日常生活に支障が生じる程度にまで、記憶機能および
・その他の認知機能が低下した状態をいう、とあります。
〇 「認知症」の人の将来推計
・・(令和5年版 厚生労働白書から抜粋)
年 | 令和7年(2025) |
各年齢の認知症有症率が一定の場合の将来推移 人数/(率) |
675万人 18.5% |
各年齢の認知症有症率が上昇する場合の将来推移 人数/(率) |
730万人 20.0% |
・
〇 「若年性認知症」
・・「若年性認知症」とは、65歳未満で発症する認知症で、早期診断と治療が重要
・といわれています。
・・厚生労働省が発表した、全国における若年性認知症者数は、3.78万人と
・推計されています。
・(若年性認知症に対する施策の基礎データを構築するため、平成18年度から
・平成20年度の3年間において、65歳未満で発症するいわゆる若年性認知症
・について調査した結果)
〇 「軽度認知障害」
・・「軽度認知障害(MCI)」とは、認知症そのものではありません。
・・しかし、健常な状態でもありません。
・・認知症と健常な状態の「中間のような状態」といわれています。
・・「軽度認知障害」の状態にある高齢者は、約400万人と推計されています。
〇 「認知症」の進行と予防
・・「認知症」は、脳の神経細胞の働きが徐々に低下し、認知機能(記憶、判断力など)が
・低下して、社会生活に支障をきたした状態となります。
・・このため、早く異常に気付いて予防することが大事で、この場合の予防とは、
・認知症にならないという意味ではなく、認知症になるのを遅らせる、認知症になっても
・進行を緩やかにするという意味です。
・・早く異常に気付くために、時には「脳トレ」をしてみませんか。
〇 「脳トレ」
・・「脳トレ」とは、脳のトレーニングのことです。
・・これには、インターネット上に無料の資料が有り、書店にも、いろいろな図書が
・取り揃えてあります。
・・「脳トレ」は、優しい問題から始めましょう。
・・例 文字ひろい~表の中から、指定された文字を探します。
・・・・数字の計算~表内のたし算、引き算等を速くします。
・・・・間違い探し~同じような2枚の絵の、間違い部分を探します。
・・・・音読~指定された童話等を音読します。
・・・・三・四文字熟語~空欄に漢字を入れて三・四文字熟語を完成させます。
・・・・等々
〇 おわりに
・・「認知症」は、静かに進行して、社会生活に(車の運転にも)支障をきたす病気です。
・・「脳トレ」は、高齢者だけが対象者ではなく、また注意力の向上等にも役立ちます。
・・年齢を問わず、上手に活用して、早く罹患を発見し、早期に適切な診断を受けることが
・大切です。
<参考文献>
【厚生労働省 知っておきたい認知症の基本】
それでは、第146回はこのへんで、次回をお楽しみに! (緑 一郎)