2024.09.17 緑一郎シリーズ
大規模災害5 《緑 一郎つぶやきシリーズVol.150》
・緑 一郎のページへようこそ!
・このページは、(株)安全会議が提供する、安全運転への呟きアドバイスです。
・
・ここでは、私の安全運転への“つぶやき”から、これは“ゲット”と思った
「とっておき情報」や「これはいいね情報」を、あなたのポケットに入れて
いただき、これから運転する時に、ポケットの中を思い出して、交通事故から
ご自分やまわりの方々を守ることができれば、それは私にも「最高の幸せ」と
いう思いから、“つぶやき”シリーズのページで呟くことにしました。
・第150回は、『緑 一郎“つぶやき”シリーズ「大規模災害5」』です。
・第149回の「飲酒運転根絶37」では、『「無くならない飲酒運転」パート1』
について、呟きました。
・第150回の「大規模災害5」は、「災害時に車を守ろう」について呟きます。
◎ 「災害時に車を守ろう」
〇 台風が来る
・・テレビで天気予報の番組を見ていると、今年の台風10号は、8月28日
・午前11時現在、
・・・中心気圧 935hpa、
・・・強さ 非常に強い勢力
・・・最大風速 50m/s
・・・中心から半径110キロ以内は風速25m/s以上の暴風
・・とあり、九州南部を中心に総雨量が1,000ミリを超える記録的な大雨に
・なるおそれがある
・・と伝えていました。
・・8月28日午後1時には、気象庁から「暴風特別警報」が発表され、
・「これからまさに、経験したことのないような暴風あるいは高波が起こりうるので、
・早めの避難行動をとってください。」と、暴風と波浪の特別警報が発表されました。
・・この台風は、スピードが15km/hと遅いうえ、各地で雨による災害の危険度が
・高い状態が続いており、気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、河川の氾濫に厳重に
・警戒するよう呼びかけていました。
・・台風10号周辺は、太平洋高気圧、チベット高気圧、上空の偏西風がそれぞれに
・影響しあっており、気象庁の予報官やテレビ局の気象予報士の方々も今後の進路予想に
・苦慮されている様子で、また進行スピードが遅い為、各地で大雨となって、河川の氾濫、
・道路の冠水や住宅地への浸水の被害発生状況が、各テレビ局のニュース番組で
・放映されていました。
〇 冠水、浸水した場所での車の被害の様子
・・その後の、冠水等の状況は皆さんがテレビでご覧になった通り、
・・・冠水した道路で、走行できなくなり停止したままの車
・・・浸水した駐車場で、ボンネット付近まで水に浸かった車
・・・雨による崖崩れに巻き込まれて、動けなくなった車
・等々の様子が放送されていました。
・・地震が発生した時は、車を移動させる時間的余裕はほぼありませんが、
・台風の場合は、台風が発生した時から、予想進路が天気予報で流れます。
・・この時、ご自分の車や職場の車の駐車場所は大丈夫か、ちょっと検討して
・みてください。
・・その際、自治体のハザードマップ(パソコンやスマートフォン等で見ることが
・できます。)が役に立ちます。
・・今の場所は危ないと思ったら、早く安全が確保できる場所に車を移動しましょう。
・・遅いと、駐車場所の空きがないかもしれません。
〇 車が冠水したら
・・駐車場の車が冠水して、動かせない。浸水した道路で、水をかき分けて
・走っていたら、車が動かなくなった。
・・このような時は、落ち着いて次の行動を取りましょう。
・・車のエンジンは、始動しないでください。(エンジンに水が入った車の
・エンジンを掛けると、エンジンが壊れたり、濡れた電気系統の配線がショート
・したりするおそれがあります。)
・・車を購入したディーラー、又は整備会社に車が冠水した旨の連絡をして、
・レッカー車等で運びましょう。(JAFに加入していれば役に立ちます。修理可能か
・不可能かは、整備士に見てもらってからです。)
・・車両保険に加入していれば、保険会社に連絡して、写真を撮る等の指示があれば、
・指示に従いましょう。(写真は、車内の汚損状況も撮りましょう。)
・・保険を使用すると、等級がダウンする可能性があることを頭に入れておきましょう。
・・市役所等に、車の被災証明書の発行により、税金の取り扱い等に優遇措置がないか
・確認しましょう。
〇 冠水路での走行可否
・・「冠水路での走行可否」については、ブログ第49回、『緑一郎”つぶやき”シリーズ
・「大規模災害対策:運転編2」』を参考にしていただきたいと思います。
〇 冠水した車は
・・冠水した車は、修理ができないときは、廃車となります。修理ができても、
・車室内が浸水したときは、車室内は洗っても汚泥等の臭いがなかなか取れません。
・・台風が来そうなときは、早めに車の避難対策を取りましょう。
<参考文献>
【気象庁 台風10号の予想】
それでは、第150回はこのへんで、次回をお楽しみに! (緑 一郎)