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安全ブログ

2018.10.22

まず対象物を明確に表現する

安全運転指導をするとき効果的なのは、やはり同乗指導です。

これは、緑ナンバーも白ナンバーも同じだと、私は思います。

内容や見る目線は、もちろん違いますが、
助手席に同乗して、管理者の危険予知の仕方や行動のタイミングを、
その場で伝えられる機会となります。

一時停止の甘さや二段階停止の効果、
渋滞や駐停車車両の横の通過など
道路上の “本当に” 危険な場面の共有を、
リアルにきめ細やかに出来るのが
同乗指導だと思っています。

そのときに、まず対象物を明確に表現すること。

自転車!危ない!

車間距離!近い!

歩行者!怖い!  など。

キーワードが脳裏に残りやすいですね。

このようにキーワードを印象に残せると、
次にひとりで運転しているときも
また次回の同乗指導のときも、
本人から、キーワードが出やすい傾向があると思います。

先日、知人の助手席に乗っていたときのことです。
同乗指導ではなく、車に乗せてもらったときのことです。

ちょっと一時停止が甘く感じたので
「一時停止、一時停止!」と伝えると
「ここは停止線で止まるとよく見えないんです」と言うので

「見通しの悪い交差点では、
停止線はかなり手前に引いているところが多いですよ。
手前で停止して、そこから徐行でゆっくりジワジワと出ていき、
再度見えるところで止まって見て行けば、
止まらない自転車などとの接触の危険を防げますよ」
と理由を話すと

「そういうことね。自転車、怖いですよね。」と意味に納得して、
その次の一時停止では、自分から
「一時停止、一時停止」と言いながら、
止まって安全確認していました。

このように対象物のキーワードを脳裏に残してもらい、
意味を説明すると、納得が得られやすいな、と思いました。

(^-^)

(森川 美希)

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