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安全ブログ

2019.07.09

自分が優先側だとしても、止まる

交差点を通過するとき、
どんなふうに通っていますか。

信号がある交差点の場合、
青信号だから行く。
黄色だけど、まだ行ける。

赤黄色点滅信号の交差点の場合、
私の方は黄色点滅だから先に行く。
赤点滅だけど何も来てないから行ける。

矢印が出る信号の場合、
矢印まで待たなくても直進が途切れたら行く。
矢印が出たら対向車は止まるから行ける。

私は、「安全」の仕事を始める前まで、
そして、始めてからも数年は
上記のように思いながら、
交差点を通っていました。

先日、とある安全ミーティングに
出席したときのことです。

信号機のある交差点での右折について
話し合っているときでした。

「行けない、と思ったときは行かない」
と発言したメンバーに、
リーダーは下記のように話していました。

『行ける、と思ったときも行かない』
じゃないかな?
本当に行けるかな、通れるかな、大丈夫かな、と
ちょっとでも思ったときは、
一旦、止まる。
そして、何度も見て、確認して、
ゆっくり、じわじわと動いていく。
もしくは、相手が居るときは、
自分は止まって、相手に動いてもらう、
その方が安全だと、自分は思うよ。

ほんのちょっとの表現の違いですが
より安全な行動を選ぶ意識の差を感じます。
こういったマニュアル化しにくい、
感覚の共有は、大切だと思っています。

また別の事業所の安全ミーティングでも
赤黄色点滅信号の交差点の話題で
メンバーの方が
「赤点滅側のクルマがビューっと来て、
怖い思いをした。」と話していて、
他のメンバーが下記のように話しました。

こちらが黄色点滅だとしても、止まる。
ぶつかってしまったら何にもならない。
『こちらが優先だった』といくら言っても、
取り返しがつかないことになるかもしれない。
優先など関係なく、相手の動きを見て、
お互いに譲り合って、ぶつからないことが大切。
『これをやっていれば良い、と いうことは無い。
   色んなことが起きる。』

このように話されており、
本当にその通りだ、と思いました。

優先道路だから、というルールを
お互いに守ることは、とても大切です。

とはいえ、見落としたり、うっかりしたり、
ヒューマンエラーは人間には付き物です。

矢印信号の交差点を、矢印が出てから
1台目のタクシーに続いて
2台目で右折を始めたときに、対向車が来ていて
急ブレーキをかけたことが過去にあり、
矢印が出たから、と確認せずに
右折を始めるのは怖いな、と
思った経験があります。


自分が優先側だとしても、
止まる側の人がエラーをするかもしれない、と
思って
自分が止まる、もしくは、
いつでも止まれる速度まで落としておき、
構えておくと、安心ですね。


何よりも、
接触しないこと
安全であることを、最優先に
自分が優先側だとしても、止まる、
防衛運転で行きたいものですね。


今週も皆さま、どうぞご安全に
🍀

(森川 美希)

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