安全マネジメント、運転適性診断活用、
人材育成の事なら株式会社安全会議へ

安全ブログ

2023.10.17

安全運転アドバイス45 《緑 一郎つぶやきシリーズVol.126》

緑 一郎のページへようこそ!

このページは、(株)安全会議が提供する、安全運転への呟きアドバイスです。

ここでは、私の安全運転への“つぶやき”から、これは“ゲット”と思った
「とっておき情報」や「これはいいね情報」を、あなたのポケットに入れて
いただき、これから運転する時に、ポケットの中を思い出して、交通事故から
ご自分やまわりの方々を守ることができれば、それは私にも「最高の幸せ」
いう思いから、“つぶやき”シリーズのページで呟くことにしました。

第126回は、『緑 一郎“つぶやき”シリーズ「安全運転アドバイス45」』です。
第125回の「安全運転アドバイス44」では、『「散歩をしましょう!」パート3』
ついて、呟きました。
第126回の「安全運転アドバイス45」は、『「事故はこうして起きた」パート1』
ついて呟きます。

◎ 「事故はこうして起きた」パート1

〇 Aさんは、Bさんを訪ねました

・・Aさんは、60歳の男性で、会社では部長の役職です。
・・これまで、車の運転に関して、交通事故・交通違反歴はありません。
・・ある日、Aさんは自宅から1時間程の甲町に行く用件ができました。

・・甲町に行くのなら、甲町から近いBさんを久しぶりに訪ねてみよう。
・・突然行って、ビックリさせようと思いました。
・・Bさんは、10数年前に仕事を通じて知り合った間柄で、話の馬が合う仲の良い知人です。

・・Aさんの車は、普通乗用自動車で、甲町からBさん宅へは、車で20~30分の距離です。
・・手土産を用意して、甲町の用件が終わった後、車を走らせました。
・・Bさん宅近くに着き、車は道路を挟んで反対側の、誰でも駐車できる広い駐車場に
駐車しました。

・・Bさん宅に行くと、施錠がしてあり外出中の様子で、中から応答はありませんでした。
・・連絡して来れば良かったかなと思いながら、しばらく待てば帰って来るかもしれない
と思い、車の中で待つことにしました。

〇 1時間が経過しました

・・駐車場は、時々車が出入りしたり、人が通ったりする程度で、横の道路も交通量は、
閑散としています。
・・Aさんは、もうしばらく待つか、出直そうかと迷っていました。
そして、せっかく来たけど、連絡せずに来たのが誤りだった。次は事前に連絡して、
無駄足を踏まないようにしようと決断しました。

〇 帰路へ

・・Aさんは、帰路につくことにしました。
・・AT車のギアを、Dレンジにいれ、サイドブレーキを降ろしました。
・・ブレーキを緩めると、クリープ現象でゆっくりと動きはじめます。
・・両手でハンドルを握り、通りへ左折で進入するため、左折の方向指示器をあげました。
・・しかし、Bさんが帰って来ないか気になり、家の方にチラチラと目線が向きます。

・・3度目位に向いた時、車のボンネットの方から
・・「ドンドン」
と、叩く音がしました。

・・Aさんは、ハットして前を見ると、歩行者(Cさん)が立っていました。
・・Aさんは、
・・「危ない!」
と叫び、ブレーキを踏んだつもりが、慌ててアクセルを踏んでいたのです。

・・車は、歩行者を押し倒し、轢過(轢くこと)してしまいました。
・・Cさんは、救急車で運ばれましたが、亡くなりました。

〇 Aさんの責任

・・Aさんが久しぶりに、知人を訪ねてきたら不在だったので、いつ帰って来るのだろうと
待っている気持ちは、良く分かります。
・・しかし、車のエンジンを掛けて、ギアをDレンジ入れたら、車は動き出すのですから、
車の前方や周囲に、車や人がいれば衝突するかもしれないと予見して、衝突しないように
ブレーキやハンドルを操作して、事故を回避する必要があるのです。

・・Aさんは、ギアをDレンジに入れた後、前方や周囲を見ようと思えば、顔を動かすだけで、
十分見る余裕はあるのですが、知人のことが気になって、交通量も少ないことから、
油断していたのかもしれません。

・・前方や周囲へ注意をしていれば、この事故は回避でき、悲惨な結果は防げただろうと
思うのです。
・・さらに残念なことは、Cさんを発見した時、慌ててブレーキとアクセルを踏み間違えたこと
です。
・・車が動き出してからは、車の前方や周囲に注意をしておれば、Cさんを早く発見して、
このままでは衝突すると判断すれば、余裕でブレーキ操作ができ、事故の回避は可能であった
と思うのです。

〇 ハンドルを握ったら

・・このような事故は、誰にでも起こる可能性があります。

・・ハンドルを握ったら、運転に集中しましょう。
「運転に集中する」ということは、周囲に対して必要な注意を怠らず、事故等の結果の
予見とその回避行為に集中することです。

それでは、第126回はこのへんで、次回をお楽しみに!   (緑 一郎)

 

お問い合わせや資料請求・ご相談はこちら ご質問やお見積などお気軽にお問い合わせください。

安全マネジメント、運転適性診断活用、人材育成の事なら株式会社安全会議にお問い合わせください