2016.12.11 ブログ

接客のプロ

先日、レンタル着物を見に行きました。

知人の紹介で伺ったお店。

行くとお店の方は30前後でなんだか気怠い。
ご紹介だし、着物を見てみることに。

着物の柄の写真もなく、
特に手に取って見れるのでもなく、
「どんなのが良いですか？」と質問されて、
困惑しつつも、
「オススメを見せてもらえますか？」

怠そうな仕草で、2枚抜き出し、
いきなりフローリングの床に、ドサッ。

・・・えっ？そんな扱いで良いの？？
疑問に思いつつも見せてもらって、うーん。

「えーと、他には？」
「いくつも見ても迷うだけですよ。
羽織ってみましょう。」

仕方なく二者択一。
なんとなく、仕方ないし、と思いつつ帰宅。

けれど、けれど、、、
やっぱり、納得いかずに、ネットで探して
別のレンタル着物屋さんへ。

年配の小綺麗な女性がにこやかに迎えてくださり、
さっそく写真から数枚の着物に絞込み。

今回の用途を伝えると、
親族の場合の着物の選び方と
友人・知人の場合の選び方の違いを
丁寧に教えてくださり、
着物を見るポイントを示して、
2枚まで絞り込んで
シートの上に広げてもらった。

羽織ってみて、最後の選択に迷いつつ、
他の人と色がかぶるかも、という懸念にも、
帯や小物も含めたトータルの色味の提案から
納得のいくチョイスに。

２つのお店の違いに「接客」について、考えました。

・サービスを受けたあとの気分が良いのは？

・お金を気持ち良く、払いたくなるのは？

・また来たいと思うのは？

経験値が高く、
リアルな事例を語れ、
お客様が手にする商品を丁寧に扱い、
お客様のニーズと不安の両方を聞き、
的確に納得いく助言ができる。

「プロ」とは、
そういうひとのことを指すのだな、と
思いました。

（森川 美希）