2018.06.12 組織マネジメント
ひとの話を予測せずに聴けること
いま、目の前で話しているひとは
どんな事柄を
どのように考えて
どう表現し
どこに「話の着地」をするのだろう。
そう思ってお話を聴くようにしたいと思って
意識して聴くようにしています。
すると
「そう来たか」
「それもあるよね」
「そこだったのか」
と発見できることが増えたな、と思います。
・
ところが
多くの管理職の方々を観察していると
会話を予測して聞いていて
(特に、よく知っている相手だったりすると
・なおさら)
相手の話を聞いているように見えて
聞けていない。
自分のアタマの中だけで会話が進行し
いつの間にか
いつもの自分の思い通りの
「話の着地」へと誘導してしまう。
無意識のうちに。
それは、そのやり方が
自分にとって都合が良いし
やりやすいから。
・
本当に
自発的に動く組織を作りたいなら
自分の意見も、1つの意見として扱い
その話題に参加している人すべての意見を
最低1つずつ、吸い上げて
同じテーブルにのせたうえで
全員で合意へ向かう。
全員が合意するわけが無いので
どこに落としどころを見つけ、
どのように目的に向かうことが
この組織にとって最適なのかを
参加者全員が考え、取り組むこと。
ひとを誘導して、やらせようとすることを
やめませんか。
ひとを信じて、自分を信じて
自分のやろうとしていることを提案し
賛同、共感を得て、
関係者全員で一緒に取り組みませんか。
(森川 美希)